【上司になる人必見】良いリーダーになる条件とは?【結論:嫌なリーダーの反対をすればいいだけ】
こんにちは。社会福祉士のタカヒロです。
今回は「良いリーダーになる条件とは?」というタイトルで説明します。
こんな方に向けて書きます
- これからリーダーを目指す方
- リーダーとしての関わりに悩んでいる方
- 新たにリーダーを育てたい方
上記の通り。
リーダーを目指す方はもちろんのこと、リーダーを育成する方にも読んでいただきたいです。
先日こんなツイートをしました
良いリーダーになるには、嫌なリーダーを理解する必要がある。
僕は「話を聞かないリーダー」に嫌悪感を抱くので、「話を聞くリーダー」を目指していきたい。— タカヒロ@社会福祉士×ブログ (@ta_hi_ro_30) March 22, 2022
良いリーダーになるには、嫌なリーダーを理解する必要がある。僕は「話を聞かないリーダー」に嫌悪感を抱くので、「話を聞くリーダー」を目指していきたい。
皆さんいろいろなリーダー像があると思います。
僕は上記のように「話を聞く=良いリーダー」とイメージしています。
よってこの記事では、「なぜ話を聞くのが良いリーダーの条件になるのか」について紐解いていきます。
記事の信頼性
経歴として地域包括支援センターの前は、回復期病院、介護老人保健施設でした。
それぞれで役付きだったので、多少なりともリーダー像は理解しています。
僕の経験やイメージを含めた記事になりますが、自身の立場や環境に置き換えて読んでいただけると幸いです。
記事のもくじ
※この記事は10分程度で読むことができます。
良いリーダーになる条件とは?嫌なリーダーを理解する
冒頭のツイートでも述べている通り、良いリーダーになるには悪いリーダーを理解する必要があります。
要は「悪いリーダーをイメージして、反対のことをすると自ずと良いリーダーに近づく」という、逆説的な考え方です。
そこで、悪いリーダー像を書き出してみました
- 話を聞かない
- 課題にばかり着目する
- 感情や経験のみで指導する
- 自分のリスクヘッジばかり考えている
- 成功や功績を分かち合わない
- 敬遠される仕事を一切しない
- いつも誰かのまたは職場の悪口を言う
まだまだありますが、今回はこの辺でやめときますw
皆さんの中で、思い当たる項目はありませんでしたか?
僕は後輩や部下ができたとき、まず自分の悪いイメージを書き出します。この作業は初めて役が付いた25歳から続いており、職場が変わっても継続しています。
書き出すことで「膿を出す」感覚になりますね。そうやって悪いリーダーを理解し、その反対の行動をするようマインドチェンジしていきます。
僕が一番リーダーからされて嫌なことが「話を聞かない」ことです。なので僕は「話を聞くリーダー」を目指します。
では次に、「なぜ話を聞くのが良いリーダーの条件になるのか」を解説します。
聞き上手は相手の承認欲求を満たす
「なぜ話を聞くのが良いリーダーの条件になるのか」について、深掘りしてみます。
結論は下記3点。
- 結論①:話を聞くことで相手の「認めてもらえた」につながる
- 結論②:話を聞く=時間を相手に向ける余裕がある
- 結論③:多様な意見を聞くことができる
上記の通り。
この3つの結論を合わせると、「話を聞くことは自分も相手も気持ち良くできる」と考えました。
さらに、良いリーダーになるためには相手(主に部下や後輩)の立場に立って考える必要があります。よって一つの結論を導き出しました。
「聞き上手は相手の承認欲求を満たす」
上記の通り。
わかりやすく解説するために、下記の会話をご覧ください。
Aさん)「タカヒロさん、少し相談があります」
タカヒロ)Aさんのほうを向いて「どうしました?」
Aさん)「Oさんについて、私はサービスを使うべきだと思っているんですが、なかなか理解してくれません。絶対使ったほうがいいのに。どうしたら説得できますか?」
タカヒロ)Aさんの話に相槌を打ちながら「Aさんはなぜ、サービスを使うべきと思ったんですか?」
Aさん)「だって使ったら楽になるじゃないですか」
タカヒロ)「では、Oさんがサービスを拒否している理由を一緒に考えてみましょうか」
多少加工していますが、僕が回復期病院で経験した会話の一部です。
AさんはクライエントのOさんを「説得」しようとしています。「納得」ならまだしも、「説得」はクライエントの意思決定に疑問が生じます。
この場面で皆さんは、Aさんを諭しますか?
僕は最後まで話を聞くことに徹しました。それは、Aさんは僕に話を聞いてもらいたいからです。
さらにAさんが抱えている課題について、解決できるヒントや答えを得たいこともイメージできます。そのようなAさんの心理状態で、話半分に「いやいや、それはAさんの主観でしょ」とか、「Oさんのアセスメントが全くできていない」など指導されると、
「話を聞いてくれないリーダー」
のレッテルを貼られることは間違いないでしょう。
とはいえ、なんでもかんでも最後まで話を聞くスタンスは難しいので、あくまでケースバイケースです。特に報告を物語口調で行う部下に対しては、話の途中で指導や助言をすることも求められます。臨機応変に対応するのもリーダーとしての資質でしょうか。
あと、単に話を聞くだけではなく、五感で受け止めることも重要です。
次は、聞く姿勢について、特に五感をフル活用する必要性について説明します。
聞く姿勢は耳だけでなく五感でフルコミット
「話を聞く」ということは、非言語コミュニケーションを駆使することが大事です。
福祉医療機構が運営する「WAM NET」では、職場内コミュニケーションとして重要性を解説しています。興味ある方はご覧ください。
先ほど僕が経験した会話を紹介しましたが、その中でも下記の非言語コミュニケーションを使用しています。
非言語コミュニケーションの例
- Aさんのほうを向いて「どうしました?」
- Aさんの話に相槌を打ちながら「Aさんはなぜ、サービスを使うべきと思ったんですか?」
上記の通り。
反対に下記のような非言語コミュニケーションだと、皆さんどう思いますか?
- パソコンを打ちながら「どうしました?」
- 腕組みながら「Aさんはなぜ、サービスを使うべきと思ったんですか?」
どうでしょうか?
僕の主観ですが「偉そうだなー」とか「この人には話したくないな」とか思いました。しかしリーダーの中には、このような非言語コミュニケーションを無意識にしている場合があります。
中には「貴重な時間を割いて聞いている」といった方もいますが、話を聞くことで相手の承認欲求を満たすことにつながり、さらに生産性が向上することでリーダーとしての業務効率や負担軽減および人材育成に枝葉が広がっていきます。
そして相談援助場面でも活用
このような非言語コミュニケーションは職場内だけではありません。
クライエントや関係機関に対しても、必須のスキルです。
普段から非言語コミュニケーションを意識することで、相手に「私は聞いているよ」というメッセージを送ることが、周囲から「良いリーダー」として形作られるのではないでしょうか。
リーダーは評価される側である
多くの職場では、上司(リーダー)が部下を「評価する」というシステムがあります。
評価システムがない職場でも、無意識のうちに「上から下を評価する」という構図が見られます。僕はこのシステムは一方通行すぎて、違和感を感じています。
「マネジメントの父」と言われる、P・ドラッカーの言葉
上司をマネジメントするとは、上司の仕事をやりやすくし、上司が成果をあげられるようにすることである
これは決して部下が上司の手足となり、上司の評価を支えるものではなく、部下による評価で上司が機能するということを述べています。
よってリーダーは「評価する側」の面もあれば、「評価される側」の面もあります。
ここを忘れてしまうリーダーが多いと感じるので、いま読んで「ドキッ!」とした方は、明日からの行動を見直してはどうでしょうか。
参考書籍となったP・ドラッガーの「マネジメント」は、下記より購入できます。よろしければ、どうぞ。
リーダーとしてのプライドも良し悪し
リーダーは時として組織を束ねたり、先導することも必要です。しかし、ワンマンになっては誰も付いてきません。そればかりか、批判の的になる可能性もあります。
ソーシャルワーカーのポジショニングと同様、「あるときは部下の立場」「あるときは組織の立場」など、カメレオンのように色を変えることも、リーダーとしてのスキルだと僕は考えます。
柔軟にポジショニングを変えれるよう、不要なプライドは閉まっておくことも必要です。
まとめ
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
今回は、「良いリーダーになる条件とは?」というタイトルで解説しました。
僕自身の経験も踏まえての記事だったので、読みづらいところもあったと思いますが、少しでも参考にしていただければ幸いです。
ではおさらいです
良いリーダーになるためには、逆転の発想で、悪いリーダー像をイメージする必要があります。
僕の場合は下記の通り。
話を聞かないリーダー
よって、反対の「話を聞くリーダー」を僕は目指しています。具体的な行動は下記の通り。
- 相手の顔を見て話を聞く
- 適度に相槌を打つ
- 部下から評価されるリーダーになる
当たり前のことですが、時としてプライドが邪魔する場合があります。プライドは置いておき、柔軟なポジショニングで慕われるリーダーを目指しましょう。
では今回はこの辺で😌